一人での外出は、緊張します。

一人での外出は、緊張します。

一人での外出は、緊張します。

 

私が社会人1年目で、一番気が重かった仕事は、一人での外出、出張でした。私は建築の設計士を目指し、建築設計事務所に就職しました。

 

学生時代に多少、建築設計事務所でアルバイトをした経験があるので、職場の雰囲気もなんとなくわかっていました。でも、社員として正式に働くと当然アルバイトは違います。建築設計の仕事は、建築申請などの為、役所との打合わせ、建設現場での打合せ、施主との打合せと仕事の過半が打合せです。

 

最初は、先輩に付いて行き、仕事を覚えるようにします。3回目ぐらいからは、簡単な仕事は一人で行くようになります。打合せの相手は、当然私より年上で経験豊富な方々です。私は一人で経験も知識もありません。本当に緊張します。

 

先方に着くまでに、自分なりに色々想定して頭のなかで準備をします。仕事先が新幹線や飛行機で行くような遠い場合もありました。仕事の内容が大きく変わる訳ではありませんが、会社から遠い方が緊張感が増します。

 

こんな遠くまで来て失敗する訳にはいかない。という思いがあったのでしょう。いざ打合わせとなると私には全く余裕がないので、仕事の話をするのが精いっぱい。とにかく、するべき仕事をして会社に報告するまでは緊張の連続でした。

 

でも、大抵の場合、私が新人で若僧なことは見え見えなので、先方の方々もそれを承知したうえで話を進めてくれます。どうにも困ってしまった時には助け舟を出してもらったこともあります。

 

逆に、お前のような若い者では仕事が進まないと怒られたこともあります。大人になってから真面目に怒られると、かなり落ち込むものです。その後は、先輩たちがフォローして最終的には問題なく仕事が終わります。

 

最初は誰でもそんなものだと言ってフォローしてくれました。今思えば、先輩たちは簡単な打合せで、もし失敗しても先輩たちが穴埋めできる仕事を選んで経験を積ませてくれたのだと分かります。

 

今は私が年寄り側、社外の若くて頑張っている人と仕事をすると、ついついお節介をしたくなるものです。